同時に印象も変わった。
いつだっておちゃらけた雰囲気のモトハルが、気持ちを伝える時だけは真剣な表情をしていた。
自分の気持ちを隠すこともせず直球で受け渡すことの勇気がどれ程のものか見えた。
ただただすごいと思った。
私にはたった一度だって出来そうにないことを、モトハルはもう何年も毎日しているのだ。
急にモトハルが大人っぽく見えた。
その心の広さに安心感を覚えた。
だけどそこにやっぱりトキメキはなくて。だから私は私の恋をモトハルに打ち明けた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…