君を消したワタシ。君に消されたボク。


異性になったのだ。

女子は女に。

男子は男に。

何となくだけど、漂う空気が仲間から異性に変わった。

思わざるおえなかった。

だって、あの男勝りな姉貴でさえすぐに彼氏ができた。

なら、可愛い系であるコウなんか尚更すぐに彼氏の一人や二人作ってしまうだろう。

『コウ。あのさ。俺……。コウのことがずっと前から好きなんだ』

卒業式を終えた帰り道。

いつもみたいに並んで歩きながら気づいたらその言葉は口をついて出ていた。