君を消したワタシ。君に消されたボク。


 ああ。

 私はこの視線の外し方も。

 学校までの数百メートルの歩き方も。

 私はキミの気持ちは消したいけど、私のことを消して欲しくはないのに。

 今まで通り、このままの関係でいたいのに。

 私にはこの状況の脱却のしたかの何一つだって分からない。

「なあ。俺がイケメンで見ていたいってのは激しく分かるんだが。

流石に歩くときは前を向いてないと危ないと思うんだけど?」

「イ、ケ、メ、ン?誰が?どの面下げて?」


 唐突な自意識過剰発言に私は大げさに否定してしまう。