君を消したワタシ。君に消されたボク。


教科書だっていま開いているページが合っているか分からない。

今日一日ずっとこんな感じだ。

今朝の出来事を思い出す度。

貰ったチョコレートが視界に入る度。

今日は一日中ずっと、ナオ君のことだけで頭がいっぱいだ。

老教師の声をなにか自然の音のように耳で感じ取りながらふと思う。

ああ。

私はこんなにもナオ君のことが好きなのか。

こんなにもナオ君で溢れ返っているのか。

じゃあ……。