君を消したワタシ。君に消されたボク。


先生には申し訳ないけど、それでも背に腹は変えられない。

脳内で好きな歌をリピートしたり。

はたまた友達との間で交わした面白かった会話を思い出してみたり。

センスの欠片もないお絵かきをしてみたり。

だけどどれも効果はゼロ。

ついぞ一年間、魔の睡魔から逃れることは出来なかった。

それが二年になってから少し変った。

ナオくんを想えば少し起きていられた。

それでもやっぱり呪文のパワーは絶大で。

時たま(三回に一回くらいの頻度で)私はその時間を睡眠のために奪われていた。