君を消したワタシ。君に消されたボク。


そんなことを言われてしまっては単純な私は溺れてしまう。

どんどんアナタを好きになっていく。

もう、私一人ではこの鼓動の止め方がわからない。

でもそれでいいんだよね?

『目が離せない』ってそう言うことだよね?

恋を知ったばかりの私は空想上の恋しか知らない。

よって暗い未来が想像できるはずも無く、思考はどこまでも上昇気流。

そんな頭の中で始業開始のチャイムだけがむなしく響いた。