『…は?』 「香澄、ちゅう上手いでしょ?付き合った彼氏みぃんな言うんだよ♪」 『超迷惑なんだけど。好きでもない女とキスしても気持ち悪いだけだし。』 「そこまで言うことないじゃ〜ん!愛が込められてるのにぃ!」 『くそうざいわ。もうメールもしてくんな。あとつけてくんな。…目の前に現れんな』 「…蓮君」 俺は早足に去っていった。 あいつとこれ以上関わるのは危険だ。 俺は近くの水道で口をゆすいだ。 女がするみたいに。 真っ赤になるまで。 ごしごしと…。