そしてしばらくたってから、メールの不思議な点に気が付いた。
けんかを見ていた…?
告白を知っている…?
こいつはどこからか見ていた…?
駅前は実際は俺たちの高校からはとても遠く、みんなバス通学がほとんどだった。
多分香澄もバス通学だ。
そうなったらあいつは俺をつけてきていた…?
俺はあいつに会わなければいけないと思った。
これ以上会うなと言われても。
俺はすぐにメールを返信した。
《今すぐに学校の前の公園に来い》
来たら幸運。
来なかったら恥。
でも俺は少しでも早く、あいつの本性が知りたかったんだ。
