俺は公園に急いだ。
あの公園…


俺と綾が付き合い始めて別れた場所。

別れてから02週間がたっていた。


「蓮!」

『おぅ』

「いきなりごめん」

『いや。どうかしたか?』

「…今日、香澄に告白された?」

『あぁ…。』

「香澄なんて?」

『好きですって。俺は無理っつったけど』

「…」

『なんかあんのか?』

「あの子とは関わらないほうがいいと思う」

『なんで?』

「なんでかは上手く言えないけど…。でも、もう会わないほうがいい。」

『…わかった』

「それと…」

『ん?』

「香澄のこと振って、誰か好きな人でもいるの?」

『…お前に関係ない』

「そぉだよね…。別れてるんだもんね」

『…悪い。わざわざありがとな』

「んーん。じゃあまたね」

『おぅ』



香澄と関わるな…か。
これから先、会うこともないだろうと思ったけど、それは俺の完全なるミスだった。