先輩がずっと前から好きでした

「いいの?じゃあ、俺帰っちゃうよ?」

え?それは

「嫌だ。もっとギューしていたい」

だって、先輩が甘い事なんて無いんだもん
私は離してほしくなくて先輩に強く抱きついた。

「なんか、今日は甘えん坊だね?さき」

「せ、先輩だって今日は甘いです。それに、呼び捨てにしたり、ちゃん付けしたりされるともっとドキドキしちゃいます」

「それは、俺が呼びたくなったら呼ぶだけだよ」

ほら、マイペース。私が今も今までもどれだけこの性格に振り回されてきたと思ってるんですか

ねえ、先輩。

「いつになったら、好きになってくれますか?」

「さきちゃんが大人になってから」