副社長はワガママ5歳児。


紫苑「ヤケになってる訳じゃないです。
でも、副社長がそうなったのは
ここの社員のせいなんだって
さっき分かりましたから。」

悠真「そうなったって
どうゆう事だよ。」

紫苑「そりゃあ、居心地悪いですよね。
皆から腫れ物に触るみたく扱われたら
捻くれたくもなりますよ。
私がこの会社に入社した時
ほとんどが男性社員でした。
元々、この業界は男の人ばかり。
分かってたけど、私たちへの風当たりは
厳しかったです。女だから。女のくせに。
そうゆうのいっぱい言われて来たから。
なんとなく副社長の気持ち分かります。」

ーピン

エレベーターが到着しても
副社長はなかなか降りなかった。