紫苑「私には半年前まで
7年間同棲してる彼がいたの。」

悠真「まじか。長っ!
紫苑って一途なんだ。」

紫苑「付き合い始めた頃
当時、大学生だった彼は
私の家に転がり込んできた。
毎日必死に働いて彼の食事の面倒を見て
友達は皆、そんな男やめときな!って
言ってきたけど、楽しかったんだ。私は。
家って1人でいる場所だったから
疲れて帰ってきて家の明かりがついてると
嬉しくなった。彼の笑顔が生き甲斐だった。」

社会人になってから誰にも
話す事はないと思っていたけど
話した相手は上司だった。

紫苑「大学を卒業しても
試験になかなか受からなくて
彼は司法浪人になった。
それから3年間、私は彼を応援し続けた。」