副社長はワガママ5歳児。


ため息を何度もつきながら
34階へ上がりその扉を開けると
部屋は真っ暗だった。

1つ目の扉を開けた先が
今日から私の職場になる秘書室だ。

応接セットに冷蔵庫やキッチンまで
私の住んでるアパートよりも
広いその空間には3つ並んだ
デスクがあった。

昔はここで3人もの人が働いてたんだ。
それなのに今は...私、1人。
噂では副社長の秘書は
1週間と持った事がないらしい。

一体、どんな人なんだろう?

とりあえず挨拶行かなきゃ。

荷物を置いた私は少し緊張しながら
副社長室の扉をノックした。