本当に厄介な人。でも、こうゆう時 誰かがいると安心する。 幼い頃から両親が共働きだった私は 熱を出した時も体調が悪い日も 夏休みもいっつも家に1人だった。 体調が悪い時は心細くなる。 普段は全然、平気なのに。 紫苑「あんた、私の事 あの時、紫苑って呼んだよね?」 さっきまで話してたくせに 副社長は黙ったままだった。 紫苑「起きてる?副社長。」 本当に寝てしまったのかもしれないと 思ったけど寝返りを打つ わざとらしい所作を見て確信した。 なるほど、まだ拗ねてるのね。