紫苑「今日はショッピングモールの
イベントだから、少しラフに。
あ!これにしようかな。いや、これも...」

悠真「何か、あんたって本当、変。」

紫苑「あんたも相当、変人だけど。」

悠真「そうじゃなくて...何か俺
あんたといるとここの胸のあたりが
締め付けられるんだよ。」

おいおい、若造。
それ、意味分かって言ってんのかよ。

とりあえずここはスルーして
大人の余裕を見せよう。

紫苑「うん、完璧!
さあ!これに着替えて。」

悠真「うん。」

笑顔を見せながら副社長室を出た
私は、ふぅっとため息をつく。