会場に着くと副社長は
沢山の人に囲まれ話しかけられる。
パーティー会場での
主な秘書の仕事は一つ。
挨拶へ向かう出席者の会社と名前を
副社長に伝える事だ。
でも、驚いた事に私がフォローしなくても
副社長は全員の名前を覚えていた。
でも、覚えているのはいいけど
相変わらず、態度がでかい。
悠真「ああ、佐々島さん所の
会社かなり経営難っすもんね。」
悠真「俺が見合い？
冗談キツイっすよ！
島谷社長の娘さんの顔に
耐えられる自信ないんで。」
言わなければいい事をペラペラと。
おかげでこっちは
そのフォローと謝罪で
会場内をドタバタと走り回った。
あっちで失言。こっちで失言。
よくもまあこんなにも人を
イラつかせる事が出来るなと
関心するほど最悪な態度だった。
