副社長はワガママ5歳児。


ロッカーを開けると
華やかなドレスが入っていた。
そういえば、これ。
11時の予定をキャンセルして
副社長が買いに行ってくれたんだよな。

気が利くんだか利かないんだか。
まあ、でもセンスだけはある。
て、そんな事言ってる場合じゃない。
早く着替えてあの人を迎えに行かなくちゃ。

ドレスに着替えた私は34階に戻り
副社長室をノックする。

ーコンコン

紫苑「副社長。支度は
済みましたでしょうか?」

悠真「まだ。」

え!あれから15分も経ってるのに。
何でまだ着替えてないの?