有名ホテルに着くと 副社長はスタスタと歩いて行く。 ここから先の秘書の仕事は 知らないけど、とりあえず 飯島会長と話す副社長の後ろで ニコニコと笑っておいた。 副社長が手土産を渡すと 飯島会長はとても喜んでくれた。 1時間半ほどで話は終わり 19時から大手の取引先の 創立記念パーティーがあるため 私と副社長はトンボ帰りで会社へと戻る。 悠真「はぁ。」 タクシーの中で副社長は 深いため息をついた。 紫苑「お疲れですか?」