副社長はワガママ5歳児。


有名ホテルに着くと
副社長はスタスタと歩いて行く。

ここから先の秘書の仕事は
知らないけど、とりあえず
飯島会長と話す副社長の後ろで
ニコニコと笑っておいた。

副社長が手土産を渡すと
飯島会長はとても喜んでくれた。

1時間半ほどで話は終わり
19時から大手の取引先の
創立記念パーティーがあるため
私と副社長はトンボ帰りで会社へと戻る。

悠真「はぁ。」

タクシーの中で副社長は
深いため息をついた。

紫苑「お疲れですか?」