紫苑「申し訳ありません!今すぐ...」
悠真「もういい。タクシーで行く。
あんたも着いてこい。」
紫苑「はい。」
怒るのは当然の事だ。
この人のせいで秘書は皆
辞めていったと思っていたけど
もしかすると私同様、副社長についた
秘書が無能だっただけなのかもしれない。
非協力的な秘書課の人たちに
嫌気がさしただけなのかもしれない。
この人のせいじゃないのかもしれない。
だけど、今、私のやるべき事は
そんな事を考える事じゃない。
へこんでたってその失敗を
なかった事には出来ない。
だったら、今の私に出来る
最大限の事をするまでだ。



