認められたいと思っていた副社長と
認めていると伝えたい社長。
思いは1つなのに交わらない。もどかしい。
でも、これ以上、部外者の私が
介入する訳にはいかない。
家族の絆は当人同士が
気付いてこそ修復するものだと思うから。
紫苑「微力ですがお力になれるよう
尽力致します。」
神風「それは秘書としての
君の言葉だろう?
恋人として...悠真の事を君は
どう見ているんだい?」
そりゃあそうか。
玉置さんでさえ知ってるその事実を
この人が知らない訳がない。
紫苑「いつまで一緒にいられるかは
分かりませんが、その日が
訪れるまで私は副社長の事を
愛し抜きます。...て、お父様に
こんな事言うなんて結婚の
ご挨拶みたいですね。」
神風「結婚したらどうだい?」



