玉置「あなたは何も分かっておりません。
副社長は神風建設の御曹司。
当然、政略結婚等も有り得ます。
あなたと副社長の未来などないのでは?」

玉置さんが何故、そんな事を
言い始めたのかは分からないけど
そんな事は百も承知。

ずっと副社長の恋人で
いられるとは思っていない。
でも、それでもいいから...私は
愛されたかったんだ。

紫苑「お優しいのですね。
秘書の心配までして下さるなんて。
玉置さんは鑑のようなお方ですね。」

ーガチャ

神風「では、よろしくお願い致します。」

神風社長が部屋から出て行くと
玉置さんは立ち上がり、来客を
笑顔で出迎える。