紫苑「これも私の仕事ですから。
副社長のメンタルを支える。
そのためにはどうしても
社長と話さなければならないのです。」

玉置「それは、秘書としてですか?」

紫苑「質問の意味が分かりませんが。」

玉置「私が何も知らないとでも
お思いですか?私は社長秘書。
社内の情報など筒抜けですよ。」

仮にこの人が私と副社長の
関係を知っていたとしても
何も問題はない。
この人がペラペラとその事を
誰かに話すとは思えない。
その事に関しては、この人の事を
私はとても信頼している。

紫苑「それで、玉置さんは
何を仰りたいのですか?」