悠真「すげぇ。」
紫苑「え?」
悠真「俺、飲みたい茶が
出てきたの初めて。
何で俺がアールグレイ
飲みたい気分だって分かったんだよ。」
さっきまで眉間にシワを寄せてばかりだった
副社長が初めて笑った。
あれ?意外と可愛い。
そういえば、この人って
歳下なんだっけ?
確か、24歳だったかな。
紫苑「あー、私が一番好きな
お茶だから...ですかね...。はは。」
何でって言われても困るけど
さすがに適当に入れたとは言えないしな。
悠真「へぇ、あんた
アールグレイが好きなんだ。」
紫苑「...まあ...。」



