悠真「いや、あのさ。
明日休みだし、どこか出かけない?」

紫苑「ふふ。」

悠真「何笑ってんだよ。」

紫苑「ごめん。今、私も
同じ事言おうと思ってたから
おかしくて...つい。」

悠真「え?マジで?
くっそ!先に言うんじゃなかった。」

今日の副社長もやっぱり
子供みたいで可愛かった。

紫苑「どっちでも同じでしょ。
どうせ、同じ事言うのに。」

悠真「全然違ぇだろ。
俺は紫苑の口から聞きたかったんだよ。
せっかく紫苑に誘って貰える
チャンスだったのに。」

口を尖らせる副社長の事を
愛おしいと思えたのは
私が1歩踏み始めたおかげだと思う。