副社長が倒れ込んだ場所には ちょうど大きな石があった。 まさか、本当に...ここで......。 嘘。嫌だ。...死んで欲しくない。 紫苑「ねぇ!起きてよ、悠真っ!」 私が体を揺さぶると 大きな目を開けた副社長が 意地悪く、微笑んでいた。 悠真「起きてる。」 紫苑「ふざけんな! びっくりさせるな!!」 怒る私を見ながら、今度は 無邪気な笑顔を見せた。 こいつ、完全に楽しんでたな。 ムカつくけど...でも、良かった。 安心したら涙が出てきた。