スタッフ「すみません!!
では、お願いしてもいいですか?
倉庫までの地図をお渡しします。」
紫苑「はい、お願いします。」
スタッフさんから地図を受け取った私は
倉庫へと向かう。初めての土地に
ほんの少しだけ迷ったけど
無事に倉庫に着いた私は
樽に入ったワインを取り出す。
スタッフさんから借りたリアカーを引き
順調に戻っていたはずだったのだけれど
方向音痴な私は案の定、迷ってしまった。
早くワインを届けなきゃと思う気持ちと
来た道を引き返せばいいんだと思う
安直な気持ちで突き進んだ挙句
全く知らない場所へと辿り着いてしまった。
携帯はカバンの中。
こうゆう危機管理能力のなさは
昔から変わらない。
方向音痴なのだから
迷うかもしれないという事を考慮して
携帯くらい持って来れば良かったのに
そうゆう大切な事には
後にならないと気付かない。



