紫苑「あの...!」
スタッフ「...どうされました?」
紫苑「私、取ってきましょうか?」
スタッフ「いえ!そんな...!
これは私たちの仕事ですから。
気になさらずお楽しみ下さい。」
私は大きく首を振った。
仕事を与えられてないと
不安になるんだ。
本当に私はここにいるべき
人間なんだろうかって。
紫苑「困ってる時はお互い様ですよ。
私、この会場にいてもほとんど
やる事ないんで、あなた方
スタッフさんの力になりたいんです。」
スタッフ「しかし...!」
紫苑「平気ですよ。
私はただの秘書なので。
あなた方の事を悪く言うつもりは
ありませんから。むしろ、暇な
秘書を使って頂いた方が有難いです。」



