「ゆうくん早く!アシカショー始まっちゃうよ!」 『そんな急がなくてもまだ10分もあるよ』 って言ってるのに俺よりも先に歩いているし‥‥笑 『最終のアシカショーだから混んでるなぁ‥‥そこ空いてるからそこ座ろっか』 そう言って楓を座らせてから俺も横に座る。 ちょうどアシカショーも始まり歓声が上がった。 「アシカって賢いよね~」 『ね。ちゃんと人間の言葉が分かるんだもんな』 真剣な眼差しでアシカを見てる。