気づくと私の目の前にさっきの男がいた。 『大丈夫。俺なら治せるから…だから病室戻ろう?』 なんでコイツ自信満々なの?馬鹿なんじゃない? 「………」 笑顔で伸ばされる手。 『よいしょっと。』 抱き上げられてフェンスからおろされる。 『とりあえず病室に戻って寝な?』 納得いかないけど逆らうと面倒くさそうだから取り敢えず頷いて病室に戻って眠りについた。