昭和の面影…古い たばこ屋の窓口。もう何年も、歴史が止まったままの その角を曲がれば いつものランドリーがある。
グルグル回る洗濯物を見つめて…
無駄に寄り添って、触れあって
唇を合わせようと……マスクを顎に下ろすシンに瞳を閉じる私。
まさかの自動ドアの 開く音に 驚いて、思わず同じタイミングでビクッとなる。(笑)
午前2時のランドリーの 防犯カメラの死角は、
私たちを 外でデートする 恋人にしてくれた。
そんな中、ashのツアーが 始まった。
東北から九州まで、ライブハウスジャックと称して…本州をほぼ廻るらしい。
1ヶ月半近く、ashは金沢を空けることになった。
途中、数日は 帰って来れる日があっても…
雑誌の取材や、地方番組の出演、イベントなど
オフというオフは、スケジュール的に 見当たらなかった。
私は いつもの事と言えど、何度も一人の夜を乗り越えて…シンが、帰って来ない 朝に、少しだけ 寂しくて、かなり寂しくて…たまに、怖かった。
一人だと……映画は行かないし、
お弁当も 作らない。料理ってやっぱり食べてくれる人がいないと …ずいぶん 味が違う。
見ための彩りも、食感も…頑張る理由が見つからない。
そして ランドリーに行くほどの 洗濯物も…理由も無い。
2人ぼっちの世界が、一人ぼっちの現実になってしまったのではないかと……。
ハッとして…シンの声が聞きたくなる。
けれど、そんな時に限って 電話は繋がらない。
会いたくて……怖くなる時に限って、
外は雨。
シンのいる 空の色は 何色だろう……と
思ってしまう。
そんな私の気持ちをよそに 相変わらず シンのラインはシンプルで、1日1回くらいは スタンプや写メが数枚 送信してくるものの 文は最短。
「 会いたい 」とか「 好き 」とか、コメントの入った 緩いスタンプに、ほっとしたり、
見たことのない都会の 夕焼け、
コバルト色の海の写メに、 一緒に見てみたい 行ってみたいと…ちょっぴり切なくなったり、
誰といるんだろう……? なんて 不安にもなった。
電話は……最悪!!
酔っ払いの時が ほとんどで バックが何やら、騒がしくて 「 大丈夫、大丈夫っ!全然 酔ってない (笑) 」なんて(嘘)……聞いてもいないのに やたらハイテンション。
“ 好き ” という気持ちは、時に厄介で シンが傍にいても いなくても 私の心は彼への想いで、浮いたり沈んだりしていた。
グルグル回る洗濯物を見つめて…
無駄に寄り添って、触れあって
唇を合わせようと……マスクを顎に下ろすシンに瞳を閉じる私。
まさかの自動ドアの 開く音に 驚いて、思わず同じタイミングでビクッとなる。(笑)
午前2時のランドリーの 防犯カメラの死角は、
私たちを 外でデートする 恋人にしてくれた。
そんな中、ashのツアーが 始まった。
東北から九州まで、ライブハウスジャックと称して…本州をほぼ廻るらしい。
1ヶ月半近く、ashは金沢を空けることになった。
途中、数日は 帰って来れる日があっても…
雑誌の取材や、地方番組の出演、イベントなど
オフというオフは、スケジュール的に 見当たらなかった。
私は いつもの事と言えど、何度も一人の夜を乗り越えて…シンが、帰って来ない 朝に、少しだけ 寂しくて、かなり寂しくて…たまに、怖かった。
一人だと……映画は行かないし、
お弁当も 作らない。料理ってやっぱり食べてくれる人がいないと …ずいぶん 味が違う。
見ための彩りも、食感も…頑張る理由が見つからない。
そして ランドリーに行くほどの 洗濯物も…理由も無い。
2人ぼっちの世界が、一人ぼっちの現実になってしまったのではないかと……。
ハッとして…シンの声が聞きたくなる。
けれど、そんな時に限って 電話は繋がらない。
会いたくて……怖くなる時に限って、
外は雨。
シンのいる 空の色は 何色だろう……と
思ってしまう。
そんな私の気持ちをよそに 相変わらず シンのラインはシンプルで、1日1回くらいは スタンプや写メが数枚 送信してくるものの 文は最短。
「 会いたい 」とか「 好き 」とか、コメントの入った 緩いスタンプに、ほっとしたり、
見たことのない都会の 夕焼け、
コバルト色の海の写メに、 一緒に見てみたい 行ってみたいと…ちょっぴり切なくなったり、
誰といるんだろう……? なんて 不安にもなった。
電話は……最悪!!
酔っ払いの時が ほとんどで バックが何やら、騒がしくて 「 大丈夫、大丈夫っ!全然 酔ってない (笑) 」なんて(嘘)……聞いてもいないのに やたらハイテンション。
“ 好き ” という気持ちは、時に厄介で シンが傍にいても いなくても 私の心は彼への想いで、浮いたり沈んだりしていた。


