*・゚゚・*:.。..。.・゚・*:.。. .。.・゚゚・*
どのくらい眠っただろう。
窓から入ってくる 夜風の肌寒さに 目が覚めた。
「寒っ…。 窓、開けっぱなしで寝ちゃったよぉ~(苦笑) ここ、4階でよかった。」
物騒って…ヤツです。
窓枠に手をかけた時、少し強めの風が吹き込んで…段ボールやアンプの上に 無造作に重ねてあった紙の束を巻き上げた。
「 あっ……と。 ちょ…ちょっとっ!(焦) 」
なんとか 数枚を指先や爪先で、押さえる。
そして、風に逆らって重たい窓を閉めた。
「 4時…か。」
明るくなりかけてる 朝の気配を感じながら、私はもう一度 ベッドに身体を横たえた。
翔平君の ベッド。
やっぱり…遠慮がちに 端っこになる。
さっき、飛ばされた紙切れが私の視線の先に1枚
…。
これ……
この字。
シンの…字。
私は、緊張とか嫉妬とか…遠慮とか。
疲労する重たい身体を もう一度、起こして…ノートの 切れっぱしに書かれたソレに 手を伸ばした。
月明かりと 薄明るくなる新しい空の下、その 一字一字を 追った。
シンの書いた 歌詞。
たぶん…これが、デビューシングルのカップリング曲。
“ 楽しみにしてて ” シンの嬉しそうな声を思い出す。
ねぇ……シン。
数年前に、初恋が終わった時…恋なんてもうできないと思った。
相手よりも自分が傷つくような恋は…もう しなくていいと思った。
だから…不倫だって 正当化できた。
どのくらい眠っただろう。
窓から入ってくる 夜風の肌寒さに 目が覚めた。
「寒っ…。 窓、開けっぱなしで寝ちゃったよぉ~(苦笑) ここ、4階でよかった。」
物騒って…ヤツです。
窓枠に手をかけた時、少し強めの風が吹き込んで…段ボールやアンプの上に 無造作に重ねてあった紙の束を巻き上げた。
「 あっ……と。 ちょ…ちょっとっ!(焦) 」
なんとか 数枚を指先や爪先で、押さえる。
そして、風に逆らって重たい窓を閉めた。
「 4時…か。」
明るくなりかけてる 朝の気配を感じながら、私はもう一度 ベッドに身体を横たえた。
翔平君の ベッド。
やっぱり…遠慮がちに 端っこになる。
さっき、飛ばされた紙切れが私の視線の先に1枚
…。
これ……
この字。
シンの…字。
私は、緊張とか嫉妬とか…遠慮とか。
疲労する重たい身体を もう一度、起こして…ノートの 切れっぱしに書かれたソレに 手を伸ばした。
月明かりと 薄明るくなる新しい空の下、その 一字一字を 追った。
シンの書いた 歌詞。
たぶん…これが、デビューシングルのカップリング曲。
“ 楽しみにしてて ” シンの嬉しそうな声を思い出す。
ねぇ……シン。
数年前に、初恋が終わった時…恋なんてもうできないと思った。
相手よりも自分が傷つくような恋は…もう しなくていいと思った。
だから…不倫だって 正当化できた。


