今日のトップニュースは、いじめで自殺した女の子だった。



コメンテーターの勝手な憶測が電波にものすごい勢いで乗せられていく。



誰にも助けを求められなかったんだとか、いじめはあってはならないとか、学校の対応が悪いとか、無責任な発言が飛び交う。



最悪なのはアナウンサーの一言だった。



「誰にも言えない子供たちのために、大人も守っていかなければなりません」



勿体ない。



わたしは死にたいと思ったことはないけれど、こういうニュースを見ると、世間は汚いと思う。



人の選択について憶測でしか語ることの出来ない大人達にこの女の子のの消えた命は握られてしまっている。



大人の見る世界と子供の見る世界は同じものでも見え方が違うのに、どうしてこう大人の考えに均一化されてしまうのか。



あの女の子は騒ぎ立てられたくなんかないのかもしれないし、大人の思うことと違う思いを抱えていたのかもしれない。