「なあなあ、これどう思う?」 わたしが思い出にふけっていると隣から声がした。 また短歌を作ったらしい。 1つつくればよかったんじゃなかったっけ? そう思いながら拓のプリントを覗き込んだ私は思わず息をのんだ。