「おい、大丈夫か?お前ひとりで帰ってんじゃねえよ」 「ごめん、だって観たいテレビあったんだもん・・・」 「そういってるからこんな目にあうんだよ」 「・・・ごめんなさい」 「たてるか?」 そういって手を差し伸べてくれた拓の手を握ってわたしは立ち上がった。