「急いでるんで、帰ります」 といったもののすんなり帰してもらえるはずはなく、一人の男に手をつかまれた。 「は、はなしてください」 「いいじゃん別に、俺らと遊ぼうぜ」 さすがにやばいと思った。 この道はあんまり人が通らないのであたりを見回しても誰もいなかった。 大声で叫ぼうとしたのに、怖くて声がでなくて。 どうしようと思ってた時だった。