付き合って半年がたった
僕と翔子さんは学校内では有名なカップルとなった
なんていったて美人な子と中の下が一緒に帰ったり弁当を一緒に食べたりしているんだから不思議に思うのだろう
2ショットをみても『よくこんな美少女とつきあえたもんだな…』と自分でも感じるほどだ
だが最近
翔子さんがすこし悩んでるみたいなのだが…
なにでなやんでいるのかが見当つかず本人にも聞きづらいので僕自身も悩んでいるのである
―――放課後―――
「翔子さんー!
今日も一緒にかえれますか?」
「あっ!輝くんっ
ちょっとまっててね」
ニコニコした顔がまたかわいいこと…
付き合ってからより一層すきになっていってしまっている自分がいる
いまとなっては靴を履いている姿ですら愛おしく思ってしまう
いつもと変わらず今日も色々な話をしながら歩いて帰る
今日学校であったこと、昨日の夜のテレビの話、もちろん本のはなしも…
昔の自分に言ってやりたい
今こんなに幸せな時間をすごしているんだぞ〜
いいだろ〜
『そういえば…悩みはもう大丈夫なのかな?』
気になって仕方がないので
あんなに聞こうか迷っていたのに
結局きいてみることにした
「翔子さん
最近悩みがあるんですか?」
「えっ?私?」
「なんか最近元気がないというか…
なにか悩みがあるならいってくださいよね…」
やはり悩みがあるらしく、顔色がこわばっている
「なんでも相談にのります」
「………あのね。
悩みってほどではないんだけどね…」
「はい。なんでも話してください」
「私の事さんずけしないでよんでほしいなーっておもって…っなんか恥ずかしい/////」
顔を赤面させながら翔子さんが僕をじっとみつめてくる
「なまえでですか?」
「う…んなまえで」
「さんづけなしです…か?」
「ダメ?」
「いいですよ…」
「じゃあ今よんでみて?」
「あっはい。じゃあいきますよ…
しょ…しょ…しょうこ……?」
「(^∇^)アハハハハ!
なんでそんな不思議そうな顔しながら呼ぶのよ!」
「なんかいつもさんづけしてたから…変な感じがしちゃって(笑)」
「やっぱり輝くんおもしろい!!」
翔子さんこそぼくの名前をくんづけでよんでいる
よしっ…
「しょうこ
僕の名前もくん無しでよんでくれない?」
「えっうん/////
じゃあいうよ!」
謎の緊張がぼくの全身をつたう
「ひかる!大好き!」
やっぱり彼女は翔子でよかった〜
今世紀最大の喜びにぼくは勝手に浸っている
「僕も…しょうこのこと大好き」
「なんか…やっぱ照れるね(笑)」
こんなにも一日が幸せに感じられるなんて
しあわせを僕にあたえてくれているのは翔子
こんなにも人を愛おしいと思う日が来るなんて
「翔子…キスしてもいい?」
「……だめっていったら?」
「………。
髪にゴミついてるよ」
「えっ嘘!とってとって!」
彼女が少し頭を下げるタイミングで僕は初めて彼女と唇を重ねた