「せんせい…」
先生の目は確かに本気で先生の瞳に映る私の顔は幸せに満ちていた。

「先生、好きになってもいいかな?」
そう、先生の耳元でそっと囁いた。

「ごめん。」
えっ!?っとなってだきついていた先生の胸から離れた。

「なんで、離れるんだよ」

「だって、先生。ごめんって」

「最後まで人の話を聞け」

「ごめん」

「俺もお前のこと好きになりそう」

「いいよ、好きになって。私、先生以外いらない」

「でも、俺は結婚してるんやで」

「私、先生とこの先、どうなっていくとか、結婚とか考えてなくてただ、先生の隣にいたいって思ってる。2番でもいい。先生のそばにいることができたら私は何もいらない」

私の決意したことを先生に伝えることができた。

「本当にそれでいいんか?」

「どういうこと?」

「奥さんがいても、お前はいいんか?」

「だって、先生の一番は奥さんでしょ。それに関しては何とも思わない。大丈夫」

「そうか。わかった。とりあえず、送るわ」
と言って家まで送ってもらった。

「でも、あれやで」

「ん?」

「いつも通りに接するからな。冷たく。ばれやんように」

「うん、大丈夫。」

「馴れ馴れしくするなよ。怪しまれるからな」

「わかった。」
じゃあなっと言って近くのコンビニにおろしてもらった。
先生の着ていたジャケットで二人を覆い隠れてキスした。