すると、後ろから
「ななせ、ちょっと」
呼び止めたのは鈴木だった。

「どうしたの?」

「これ、運んでくれないか?」

おっけーと言ってななせは私に荷物を預け鈴木の元に走っていった。

授業が終わり、昼休み。

「おい、」
と呼び止められたのはななせではなく私だった。

「ごめん、ななせ。先に行ってて」

「わかった。先ご飯食べてんからね」

と言ってななせは教室に帰っていった。
先生と2人きりになるのは昨日ぶり。

「何?」

「誰にも言ってないやろな」

「言ってるわけないやん。」
と言いながら生物準備室へ足を進める。

私を中に入れると鍵を閉める。

そっと、私を抱きしめて
「あーやりたい」
と本音をこぼす先生。

「直球だね。」

「おまえもやろ?」

「違うし。」
とわざとつんとする。

「嘘つけ。お前のここはいつも反応してるけどな」
と言ってスカート中に手を入れてくる。
そして、パンツの中に手を入れると、つい反応してしまった私は、んっと声を出してしまう。
 先生はだんだんと興奮してきてさらに中へ入ろうとする。

「だめでしょ、先生」
と荒くなった息と混じりながらいう。

「それは、いいってことだもんな。まりなはいつも反対のことを言うからな」

いつも、私のことを見てくれているんだなとうれしく思った。

普段、ななせはもちろんみんながいるところではこんなにも先生と話すことはない。それが、なんだか禁断で燃えた。先生の指の動きが止まりゆっくりと手を外に出す。ちょっと不満そうな顔を見ながら私の耳をなでるように触り、深いキスをした。
私は愛されていると大いに感じながら、残り少なくなった昼休みを存分に楽しみ、幸せをかみしめた。