「いいよ。何もやらなくて」





「なんでだよ」





「だって、また先生がそうやって言ったら私たちの肩を持ったって言われてこんなことが続くかもしれないでしょ!?
だから、いいんだ。
その気持ちだけ受け取っとくよ」





「そうか、さすが俺の教え子だな」




と言って先生は立ち上がった。




そして、私たちは教室を出た。






「ねっ、まりなご飯行かない?」





「えっ!?いいよ!行こ」





「今回は私の奢りってことで」






そう言って私たちふたりは近くのカフェで放課後を過ごした。