「ななせはどこ?」





「ななせちゃんは私たちに逆らったからこんなかんじにしてみました」



とカーテンを開けると椅子に座って意識のないななせがぐったりと座っていた。

私は急いでななせに近寄り何度も声をかけた。でも、意識を失っていて返答がない

「なんで、こんなことすんのよ!!」

「えっ、決まってるじゃん。どうしてななせやあなたが鈴木の隣で笑ってるのよ。
私だって鈴木と一緒にご飯だって行きたいし。
なのに、なんであなた達ばっかり分かってるでしょ?
鈴木のファンがこの学校に何人もいるってことを
どうして2人で独占すんのよ」






原因は嫉妬だった。






「嫉妬かなんか分かんないけどさ、ななせをこんな意識をなくすまでやってこんなのいじめでも何でもない、ただの犯罪だよ。
これをみた鈴木はどう思うと思う?考えたことあるの?
教えてあげる。
どうして鈴木が私やななせに対してみんなが羨ましがるのか。」

「なっ何よ」





「あなた達と違って、人一倍努力しているから」





「どういう意味よ」






「あなた達なんて正直生徒会で勉強できるだけじゃん。
私やななせは一年生の時からずっと嫌なことまで引き受けて、先生がちょっとでも楽ができるようにっと思ってやってきた。
この前の研修もみんなが帰った後残って書類作成もしてきたし、部活でだっていろいろリーダーやって辛いこともやってきた。
だから信頼関係を築いて、今こうしているだけなの。
文句があるなら、もっと自分を見つめなおしてからにしたら?」