「俺は、お前とそれ以上の関係は望んでいない。結婚もしているし。」
私は忘れていた。
先生が結婚していて子供もいることを。
「だよね。私、忘れていたよ。先生が既婚者だってこと」

「でも、」
先生が何かを言いたそうにしていた。
「でも、お前が俺としたいなら考慮するよ」

「じゃあ、私に初めて教えてくれる?」

「しょうがないな。」
と先生は後ろからそっと私の顎を自分のほうに向けそっと私にキスをした。
「これがバレたら、お前も俺も人生終わるからな。ななせにも絶対に言うなよ。それと、もうすぐ、地区予選が始まるだろ。だから、当分は時間がないから。」

「わかった。我慢する」
よし、と先生は私を膝から下ろし先に出ろよ。
と言われ自分の教室へと行った。