私たちもそれぞれの部屋に戻った。
歯を磨いているとぴこんと通知。見ると先生からだった。

今からもう寝るわ

一言。一か八かでだめ。送る。
すぐに既読が付き

だったらばれないようにおいで

私は少し顔を赤くして鍵とケータイをもって部屋を静かに出た。
小さくドアをノックすると浴衣姿で出てきた。

先生がベットに座るとおいでっと手を伸ばす。
私は甘えて胸に飛び込んだ。
「会いたかった」
っといままで思っていたことがつい口に出てしまう。

そして、ゆっくりとベットに押し倒す。
「今日、1日よく頑張ったな」
と優しく声をかけてくれて腕枕をしてくれた。
せんせいっと何度も口にしながら昨日のように攻められる。こんなにも、うれしいことはなくて先生のことを男として完全に見てしまっている。

「チュってしてもいい?」
先生が少し照れながら首を少しかしげながら聞いてくる。
それがかわいくて、愛しくて優しく私からキスをした。
先生は我慢できなくて
舌を入れようと私の口を開ける。

先生の生暖かい舌が私の口の中へと侵入してくる。私はこんなにも激しいキスはしたことがなかった。

「ちょっと口開けてみ?」

と、先生は私に教えてくれた。
こうかな…と慣れない私は少し戸惑いながらも先生からの愛を受け止めるためにとにかく必死になった。

「舌動かしてみて」

先生は欲張りだ。すごく恥ずかしくて照れる。心臓はドキドキが止まらない。

「まりな、うまいな」

「え?そうかな。初めてしたんだけど」

先生は腕枕をしてくれて優しく乱れた私の髪を直してくれる。

「布団に一緒に入るだけでドキドキするね」
先生は少し照れた顔でそのまま抱き寄せて

「まりな、俺、ダメかもしれない。癖になるかも」

と、少し恥ずかしそうに話す先生。

「いいよ。私、先生のそばにいることができたら嬉しいよ」
そう話しているうちに先生はウトウトし始めていた。

「先生、そろそろ帰るね」

おう、おやすみ。




私と先生との最後の夜は終わった。