その、ほのぼのした雰囲気を変えたのは、社長さんだった。

「ここに来てくれたということは一緒に、仕事をしてくれるということで、いいかな?」

部屋にいる全員が、期待の目で見る。

「えっ!?」

(そんな話聞いてない‼️)

私があわててパパを探すと、パパは、かなり笑顔でこちらを見ている。

「ちょっと、席を外してもいいですか?」

「別に、構わんよ?」

社長は、笑顔で言ってくれた。

「すみません。」

(パパ、ちょっと来て。)

私は、社長やマイラバーズに見えないように、口パクで呼び出した。