私は語尾の方が小さくなってしまった。
入ったら校長先生が「こちらえどうぞ。」
と声を掛けてくれた。
校長先生は、立ったまま頭を下げた。

「この度は、この学校の教師が娘さんにいけないことをしようとした事に深くお詫び申し上げます。」

するとお母さんが
「校長先生,頭を上げてください。
赤斗君から話を聞いた時は怒りが込み上げて来ましたが、
赤斗君が助けてくれたと聞き少し安心しました。
彩華を襲った先生はどうなったんですか?」

すると校長先生が1人の先生に耳打ちをした。
耳打ちされた先生は、部屋から出ていって、
すぐ戻ってきた。
それは1人ではなく私を襲った先生も一緒だった。

私はその姿を見た瞬間体が一瞬にして固まった。
その様子に気づいた赤斗が私の手を握ってくれた。