ハンドルを握る光の横顔は確かに全然笑ってはいなく、真剣な顔をしていた。
そうやってキャバ嬢であるわたしは認めてくれるのに…なのに、1人の女としてのわたしは認めてくれないんだね。
「女神みたいな存在か、キャバクラのナンバー1になるように選ばれる女ってのは」
「め、女神って!!あたしはそういう器じゃないよ?!」
キャバクラで女神という言葉がしっくりくるというのならば
それは綾乃の方だ。
気高く美しい、あの人に似合う言葉だと思った。
「でも俺の中の夕陽は女神って感じじゃないんだけど」
自宅について、車を駐車させると、光は柔らかい笑顔を向けてこちらをじぃっと見る。
「そりゃ、女神って柄じゃないでしょ」
真っ直ぐに見られた事に恥ずかしくなって、つい顔を逸らしてしまう。
「俺の中で、天使って感じかな」
胸元で光る、羽根のネックレスが静かに揺れた。
柔らかい笑顔そのままで、わたしを天使という目の前の男。
どうして、この人はわたしの心を揺らす言葉ばかり思いつくのだろう。そして、こうも恥ずかしげもなく言いのけてしまうのだろう。
「この世界で決して汚れないもの、かな。
俺の中ではね」
「なんだよぉ、それぇ…」
「じゃちょっと部屋行って荷物とってくるわ!すぐ戻ってくるから待っててな」
この世界で決して汚れないもの。
この嫉妬でずたずたの汚れた心を、光は汚れのないものと言ってくれた。
好きじゃないなら、優しくしないで、大切な物を見るような眼差しでわたしの事を見つめないで。
やっぱりだめだ、と何度も言い聞かせた。
近くにいれば、欲しくなる。こんな欲深い天使なんて、聞いたことないよ。光…。
そうやってキャバ嬢であるわたしは認めてくれるのに…なのに、1人の女としてのわたしは認めてくれないんだね。
「女神みたいな存在か、キャバクラのナンバー1になるように選ばれる女ってのは」
「め、女神って!!あたしはそういう器じゃないよ?!」
キャバクラで女神という言葉がしっくりくるというのならば
それは綾乃の方だ。
気高く美しい、あの人に似合う言葉だと思った。
「でも俺の中の夕陽は女神って感じじゃないんだけど」
自宅について、車を駐車させると、光は柔らかい笑顔を向けてこちらをじぃっと見る。
「そりゃ、女神って柄じゃないでしょ」
真っ直ぐに見られた事に恥ずかしくなって、つい顔を逸らしてしまう。
「俺の中で、天使って感じかな」
胸元で光る、羽根のネックレスが静かに揺れた。
柔らかい笑顔そのままで、わたしを天使という目の前の男。
どうして、この人はわたしの心を揺らす言葉ばかり思いつくのだろう。そして、こうも恥ずかしげもなく言いのけてしまうのだろう。
「この世界で決して汚れないもの、かな。
俺の中ではね」
「なんだよぉ、それぇ…」
「じゃちょっと部屋行って荷物とってくるわ!すぐ戻ってくるから待っててな」
この世界で決して汚れないもの。
この嫉妬でずたずたの汚れた心を、光は汚れのないものと言ってくれた。
好きじゃないなら、優しくしないで、大切な物を見るような眼差しでわたしの事を見つめないで。
やっぱりだめだ、と何度も言い聞かせた。
近くにいれば、欲しくなる。こんな欲深い天使なんて、聞いたことないよ。光…。



