「それからヘルプに下らない女の子つけるのやめてくれる?」
そんな気が強く、はっきり物事をいうレイは周りに敵を作るタイプだった。
深海へのクレームは日に日に多くなっていった。
「深海さん、あたしレイのヘルプにつきたくない」
「レイって女の子へのフォローもないんだよ?!
はるなさんやさくらちゃんのお客さんならヘルプについてもいいけど、レイのヘルプは絶対にいや」
そんなクレームに、珍しく深海が頭を抱えていた。
けれど一匹狼のレイは周りから何を言われても気にしなかった。
黙々と売り上げだけをただのばしていった。
内心、わたしは焦っていた。
「今日もレイさん同伴?」
「ん、みたいね」
綾乃はあれから光の話はしなかった。
はるなはあのことがあって以来いつも以上にやる気を出していて、毎日指名を何組も呼んでいた。
綾乃はレイの挑発になんて乗ることもなく、いつも通りマイペースに仕事をしている。
早い時間、レイは同伴で、はるなはもう数組の指名を呼んで忙しそうに仕事をしていた。
「見上げた根性だとは思うわよ」
「え?」
「はるなも、レイも…。ねぇ、不思議ね。
この世界にいる女の子は自分のためじゃなくて男のために頑張る女の子が驚くほど多い…。
どんなに頑張ったって、男は自分のために女を利用してるだけなのにね…」
「綾乃ちゃん…」
そんな気が強く、はっきり物事をいうレイは周りに敵を作るタイプだった。
深海へのクレームは日に日に多くなっていった。
「深海さん、あたしレイのヘルプにつきたくない」
「レイって女の子へのフォローもないんだよ?!
はるなさんやさくらちゃんのお客さんならヘルプについてもいいけど、レイのヘルプは絶対にいや」
そんなクレームに、珍しく深海が頭を抱えていた。
けれど一匹狼のレイは周りから何を言われても気にしなかった。
黙々と売り上げだけをただのばしていった。
内心、わたしは焦っていた。
「今日もレイさん同伴?」
「ん、みたいね」
綾乃はあれから光の話はしなかった。
はるなはあのことがあって以来いつも以上にやる気を出していて、毎日指名を何組も呼んでいた。
綾乃はレイの挑発になんて乗ることもなく、いつも通りマイペースに仕事をしている。
早い時間、レイは同伴で、はるなはもう数組の指名を呼んで忙しそうに仕事をしていた。
「見上げた根性だとは思うわよ」
「え?」
「はるなも、レイも…。ねぇ、不思議ね。
この世界にいる女の子は自分のためじゃなくて男のために頑張る女の子が驚くほど多い…。
どんなに頑張ったって、男は自分のために女を利用してるだけなのにね…」
「綾乃ちゃん…」



