はるなとか、綾乃とか、聞きたいことはたくさんあったけれど、そのイヤリングを手にして足が勝手にレイを追いかけていた。
「レイさん!これ落としましたよ?!」
「あ…」
耳を触って確認すると、足を止める。
わたしの手からイヤリングを受け取ると大切そうに握りしめた。
「さくらちゃん、ありがとう。
これ、昔光からもらった大切なものなの…」
その言葉にまた自分の中でどす黒い感情がわくのがわかった。
暫く黙って、レイは真っ直ぐにわたしの顔を見た。
「さくらちゃん、光のことが好きでしょう?」
「…」
「黙ってても、レイわかるから無駄だよ?
光のことが好きなくせに、仕事は頑張らないんだ?光の夢のために協力しようって気持ちはないわけ?それともただ好きなだけ?
レイは本気で光が好きだから誰よりも光にとって必要な人になりたい。だから頑張るの」
「レイさんと光の関係って…」
「レイは18歳の頃からずっと光が好きなの。
今でも光のことが好きだから、この系列で1番にならなきゃ光の側にいる資格はないわ」
「資格って…人を好きになるのに資格なんて…」
「普通の人を好きになるならそうかもしれないね。でも光はレイといつか付き合うよ。これは絶対。自信をもっていえる」
「……光と綾乃は……」
くすっとレイは小さく笑う。
「レイさん!これ落としましたよ?!」
「あ…」
耳を触って確認すると、足を止める。
わたしの手からイヤリングを受け取ると大切そうに握りしめた。
「さくらちゃん、ありがとう。
これ、昔光からもらった大切なものなの…」
その言葉にまた自分の中でどす黒い感情がわくのがわかった。
暫く黙って、レイは真っ直ぐにわたしの顔を見た。
「さくらちゃん、光のことが好きでしょう?」
「…」
「黙ってても、レイわかるから無駄だよ?
光のことが好きなくせに、仕事は頑張らないんだ?光の夢のために協力しようって気持ちはないわけ?それともただ好きなだけ?
レイは本気で光が好きだから誰よりも光にとって必要な人になりたい。だから頑張るの」
「レイさんと光の関係って…」
「レイは18歳の頃からずっと光が好きなの。
今でも光のことが好きだから、この系列で1番にならなきゃ光の側にいる資格はないわ」
「資格って…人を好きになるのに資格なんて…」
「普通の人を好きになるならそうかもしれないね。でも光はレイといつか付き合うよ。これは絶対。自信をもっていえる」
「……光と綾乃は……」
くすっとレイは小さく笑う。



