「くっそ。」
「…っ!」
ガンっと鈍い音が聞こえた。
おそらくこれは佐渡佑都が机か何かを蹴ったんだろう。
危ない…もう少しで声が出ちゃうところだった…
「誰かいんの?」
ヤバイ、気づかれた!
どんなに息を殺したって、佐渡佑都の前では無意味ってこと…?
だけど、ここで出ていったら聞き耳立ててたことがバレてしまう。
修羅場を見られていい気分はしないだろう。
「どうせ護だろ…今回も見事に振られたよ。」
何も返事をしないでいると、佐渡佑都は勝手に護という人と勘違いし、話始めた。
「俺恋愛となマジ向いてねーわ…」
佐渡佑都の声が諦めを含んでいる。
この人、そんなに振られてるの…?
「」


