『あんた、自殺しに来たでしょ?』
なぜ分かったのか分からないが女の目はどうだと言わんばかり自信に溢れていた。
何も言えなかった。事実、僕は自殺しに来たからだ。しかし何で自殺しようと思ったのか思い出せない。
『何も言えないってことはそうゆうことね、名前はなんてゆうの?』
やっぱり僕はこの女が苦手だ。仕方なく名乗ろうとしたが、なぜか名前が出てこない。
まて、僕の名前はなんなんだ?家族は?友達は?なんで今こんな場所にいるんだ?何も分からない。何も思い出せない。思い出せるのは自殺をしようとしたことだけ。何も頼ることのできない僕は仕方なくこの事を全て女に伝えた。以外にも女は驚かず
『あら、そう。なら思い出したら教えてね』
と言った。なんでそんなに余裕なんだ?そしてお前は誰なんだ?謎が謎を呼んでもう僕はわけがわからなかった。
『痛っ』
なぜか僕は女に頬の抓られていた。本当なら蹴飛ばしてやりたいが相手は女、しかも僕の上に乗ってるとなるとそれは不可能だった。
『じゃあ、きみって呼ぶね、よろしくね、きみ』
なぜか笑いながらゆってきた。この女とんでもないな...と思った。いや、まて
『え、よろしくね?』
どうゆう意味がわからなかったので聞いた。すると女はこう言った。
『え、ここ住まないの?』
確かに行く宛はないしなにも僕には分からないが...よりによってこの女...と色々考えていると女はやっと僕から離れまた、話し出した。
『ついておいで』
笑顔でそういって女は出かける準備を始めた。よく分からないが何もわからないままでいてもしょうがないので女についていくことにした。