「おっけー、じゃ、今から行くから待っててね」 そう優しく言って電話が切れる。 「やばい」 嬉しい、どーしよ、 私が指定したそこは学校よりも少し離れた場所、 急いで学校を飛び出して 迎えの場所まで走る。 必死で、待たせないように 弾む気持ちを抑えながら 夢中で走った。 無我夢中で、 早く 早く会いたいと。